2024年 伝統柄Ⅲ(2度目のリニューアル?)刺し子用ミニ花ふきん生地
2023年と2024年の伝統柄Ⅲを比較したい方は、こちらのセリア全図案一覧表をご覧ください。
セリア全図案セリア刺し子 伝統柄 2024年発売Ⅰ~Ⅳ +過去柄全60種掲載
Seria(セリア)さんの刺し子商品 2024年に新作ラッシュだったのでページを更新しました。100円ショップのSeria(セリア)さんの「刺し子用 ミニ花ふきん生地」の伝統柄について、2024年10 ...
続きを見る
5種類の図案名
伝統柄Ⅲの図案名です。袋の外側からは図案名の表記を確認することはできません。注文などで、どれか1種類だけの図案を指定したい時などにご参考ください。
図案名を確認するには、パッケージを開封して模様が印刷された図案の裏側を見る必要があります。
表面の図案と同様に、セリアの青い印刷部分はぬるま湯ですすぐだけでも結構落ちるので、刺し子が終わって水通し等をすると、きれいに消すことができます。
実際に刺して5枚完成
花火、花籠目、胡麻は一目刺しです。重ね竜胆と桜は模様刺しに分類されると思いますが、幾何学模様なので一目刺しと雰囲気が似ています。
実際に刺してみてわかったことは、「桜」がかなり細かいということ。ガイド線通りに刺すのが困難だったので、花弁の4目のガイド線を3目に改変して刺しました。
花火、花籠目は可愛い柄で、直線だけで完成する一目刺しなので、とても刺しやすかったです。そのおすすめ2模様を以下で紹介させていただきます。
図案1 花火(一目刺し)
一番簡単に刺せそうなのは花火かなと思いました。作家さんの段染め糸を使って花火らしくカラフルに仕上げたいです!
布の仕立て
最初に布のシワをとるためにアイロンをかけました。スチームにすると図案が消えることがあるので注意です。
仕立てには最初に一辺だけ布用の両面テープを使い、布の間に玉留めを隠しながら刺してみました。
刺し子糸で刺す
交差する図案なので、刺し子糸の太さは20/3か20/4くらいのあまり太すぎないものにしました。20/6などの太糸は避けた方がいいかもしれません。
ナナメに刺すと布が伸びやすいので、最初にタテ・ヨコ、最後にナナメに刺していきました。
裏面はこんなかんじです。裏で長く糸を渡すところは布と布の間をくぐらせる方がキレイに仕上がると思いますが、技術がないので糸は裏に全て出してます。
玉止めと玉結びは布と布の間、枠線の内側にしておいて、最後に枠線を刺す時にすべて閉じ込めて隠してみました。
水通しとアイロン
一度水通しをして印刷を消し、アイロンがけ。いつもは白い糸でコの字とじをします。が、今回は残った2辺も布用両面テープを使ってみました。
最後のアイロンがけをしつつ、はしの処理を行って完成です。
図案2 花籠目(一目刺し)
続いて花籠目の図案です。青い方の刺し子糸は小鳥屋さんの16番、赤い方は24番です。16番はお気に入りの色です。
布の仕立て
花籠目や元となった籠目の図案は、刺す方向が全てナナメです。故にとても布が伸びやすいです。
刺しているうちに晒が伸びて歪まないように、今回は最初に布用両面テープを使って端の処理を行い、布を仕立てました。
刺し子糸で刺す
はじめに枠線、次に青緑の糸で模様をナナメにさしていきました。枠線は模様のキリがよいところで終わるように、実際より少し内側に刺しています。
次の色。最初は小鳥屋さんの赤い刺し子糸24番にするつもりでしたが、濃いめのオレンジにしたいと思い悩みはじめます。
今回は手持ちの飛騨刺し子さんのオレンジ(橙色)にしました。
刺し終わり、表と裏はこんな感じです。
玉止めしないので、裏に糸端が残っています。水通し後に短くしますがそれまでは少し残しています。
玉止め部分の布を触ると引っ掛かりがあるというかコロコロするのですが、かえし縫いだとなめらかな触り心地です。
水通しとアイロン
布用両面テープは、テープを布の間に挟み、アイロンの熱でテープを溶かして布同士を接着する仕組みです。縫い目のガイド線が印刷されている部分をにテープを挟んでアイロンをかけてしまったところ、ガイド線の顔料が洗ってもなかなか落ちなくなってしまいました。
水通し後にまだ完全に乾かない状態でアイロンをかけて完成です。
長めに残した裏面の余り糸を切る際に、誤って刺してある糸も一緒に切っちゃったり(部分的に補修しました)、布用両面テープを貼った部分のガイド線が洗ってもなかなか落ちなかったり、色々ありましたがどうにか仕上がりました。
2024年 新伝統柄Ⅲ の特徴
2024年発売の伝統柄Ⅲについて、個人的な感想になります。
2024年伝統柄Ⅲ
- 5種類とも可愛い柄だし、何しろ100円なので全部刺してみたい
- 「桜」はそのまま刺すのは困難。「胡麻」は細かいけど細い糸を使えばならなんとか。他3種は手軽に刺せそう
- 2022年~2024年くらいの期間にSNS投稿でも人気図案がラインナップ
34センチ四方が刺し子のふきんの平均的なサイズだと思うのですが、セリアのサイズはちょうどその4分の1くらいなので、簡単に仕上がります。ミニ花ふきんはさほど労力を使わずに1つの作品を仕上げられるので、ちょっと試してみたい方や少しずつ色々な模様を刺したい人におすすめです。
厳密に伝統柄かどうかはともかくとして、刺しやすく可愛い図案は大歓迎!
同じような図案で大きいふきんを仕立てたい方には、ホビーラホビーレさんの「リンドウと胡麻」、わらべすくさんの「せんこう花火」などの図案入り布晒をおすすめします!