初心者のはじめて「刺し子」の準備
必要なモノ
- 針・・・刺し子針
- 糸・・・好きな色の刺し子糸と手縫い糸(布が白かったら白い手縫い糸)
- 布・・・綿の布晒(さらし)。洗うと消える図案つきのものが便利
- 糸通し・ほぼ必須。別名(スレダーまたはスレーダー)
- 糸切りバサミ
あとは、アイロン、待ち針など。
布のサイズはふきん(約33㎝×33㎝)、コースター(約10㎝×10㎝)が大体のサイズです。
材料は少ないので、好きな模様の布と好きな色の糸を買ってはじめるのがおすすすめです。針は色々なメーカーで発売されていますが、刺し子用を選びましょう。
コースターキットは布を裁ったり端を縫って仕立てたり、はじめての人は手間に感じることが多いかもなので、最初はふきんがおすすめです。
ポイント
図案プリント済の布は色々な模様があります。また各メーカーさんが布と糸と針をセットにした商品も販売してており、手軽にはじめるならこれを買って材料と道具の一式を揃えるのもありです。
布パックや糸を販売しているおすすめメーカーさん
会社名と商品名 | 特徴 | 公式価格(2023年1月) | 種類 |
オリムパス | たくさんの柄の布パックがあり、全国の手芸店や大手ネットショップのモールで買えるので、入手しやすいです。 | 税込550円~ | 約270種類(公式で確認。キット色晒含む) |
横田(DARUMA) 夢ふきん | 種類はやや少なめですが、手芸店やネットモールでも買えます。十字花刺しの形は他のメーカーさんと微妙に違って細く見えます。和テイストの模様が多め。 | 白:税込572円~ | 約50種類(楽天モールで確認) |
ホビーラホビーレ 刺し子(布) | 全国の百貨店や自社オンラインショップで販売。一目刺しの刺し子布もたくさん取り扱っており、入手手段があるならおすすめ!刺し子以外の刺繍材料も充実しています。 | 税込495円~(公式ショップの送料は550円) | 約280種類 |
Seria(セリア) ミニ花ふきん伝統柄 | 100円ショップで販売。サイズは16×16㎝で早く仕上がりコスパも良。ただし晒し布が薄く、図案のプリントがずれていることも。売切や取扱がない場合、店舗で注文するのが確実です。 | 税込110円(1種類) | ※伝統柄20種類 |
他にルシアン(LECIEN)さん、内藤商事(NASKA)さん、原ウールさん、藤久さん、Tulip(チューリップ)さん、コロン製糸さん、ユザワヤさん(輸入物等)、わらべすくさん(storesで販売)、フェリシモさん(キット)、itonowaさん(キット)、清原さん(生協さんのキット)、千趣会さん(ベルメゾンのキット)で図案入り刺し子布を販売されているのを確認しています。色々なメーカーさんがあるのでいずれ別ページで詳しく書きたいです。100均だとダイソーさんも販売されていますが、布の目が詰まっていて刺しにくく初心者向けではないと思い今回除外しました。
※セリアさんの伝統柄は、Ⅰ~Ⅳにそれぞれ5種類の模様の布パックを販売していますが、ⅡとⅢが2022年末にリニューアルされ、新しいものと置き換わってきています。もし旧模様も含めたら30種類です。
※ルシアンは社名、刺繍糸の代表的なブランド名はCOSMO(コスモ)、その中の刺し子クロスや糸のシリーズはhidamariという商品名です。
はじめての刺し子なら、手に入りやすくしっかりした布地のオリムパスさん・横田(DARUMA)さん・ホビーラホビーレさんがよいと思います!
値上げ等で実際とは違う場合がありますのでご容赦ください。
店舗やネットショップでもっとお安く購入できる場合もありますよ!
刺し子糸
ふきんを発売している表の4社のメーカーさんは、刺し子糸も発売されております。
どれでもお好みのものでよいと思いますが、はじめての刺し子糸は濃いめの単色がおすすめです。ラメ糸は可愛いですけどひっかかって初心者には刺しづらく、段染めの糸は、染めている色によっては模様が見えづらくなったりします。
手持ちの糸やメーカーさん公式の画像でかんたんにご紹介します。
オリムパス 刺し子糸
手芸店でもネットショップでも手に入りやすいオリムパスさんの糸。一目刺しなら<細>がいいですね。糸かせで売っているものは糸玉にしたりカードに巻いて使います。20mだったり40mだったり表記みないと分からないので購入時は確認をおすすめします。(20mだと足りなくなる図案も多そう)2023年にデザインがリニューアル。シリーズとしては単色の他にラメ糸(Sashiko Lame)、淡い色(Sashiko Awai-iro)、ミックス、ぼかし、カラフルなどがあります。
横田(DARUMA) ダルマ刺し子糸
ネット通販で手に入りやすく色のバリエーションが豊富です。カード巻きは40m(合太は30m)ですぐ刺せるのも◎。するするっと刺しやすいしコスパも良いので、個人的に大好きなメーカーさん。いっぱい使う色は大かせで買ってます。細は複雑な一目刺しによくて、大き目の模様は合太を使ってます
ホビーラホビーレ 刺し子糸
ふきんを買うときに糸も一緒に買うことも。ふっくら刺せる糸という印象です。値段はすこしお高めかな~
セリア(Seria) 刺し子糸並太
110円で買えて、糸巻きカード型ですぐに使えるのがよいですね。緑系が素敵だったので購入してみました。糸は他のメーカーの刺し子糸と比べても太い方です。セリアさんの「ミニ花ふきん生地」の模様はすごく細かいものがあり、それらを刺すには太すぎて正直厳しいとです。単色は30m、段染め(グラデーションカラー)は20mと短めです。DARUMA刺し子糸(細)は40mで比べるとだいぶ細いです。こちらはデザインも似ているので比較のために並べてみました。
小鳥屋(おどりや) 刺し子糸
価格は安いのに、使いきれないほどの大量の糸。糸玉やカードに何度巻いても見た目のかせは減らない・・・
小鳥屋さんの糸は、Yahoo!ショッピングで取扱いがあります。コスパ最強!
番外:アトリエKazu(作家さん手染め)
同じ色のものは二つとない作家さんの手染め糸。糸かせを眺めているだけで癒されております。20/6だとけっこう太いので、細かい一目刺しなら写真の20/4サイズがおすすめ。
kazuさんの糸は色おまかせの通販か、百貨店の催事で購入できます。
入手しやすさ、価格の安さ、カード巻きですぐ使える便利さで、一番最初はDARUMA刺し子糸がイチオシです。
布の仕立てと刺し始め
おおざっぱな作り方です。刺し子の模様部分は、いわゆる「なみぬい」だけなので難しくないですよ!
step
1布に折り目があれば、最初にアイロンをかけておく。スチームの蒸気で図案が消えないように注意(熱で消えるペンで書かれた図案は仕上げにアイロン)
step
2布晒のはしを処理する。しつけをかけて最後にとじたり、表面が内になるよう布端を輪に縫って裏返してから刺し始めたり(自由)
step
3ガイド線に沿って、ふちの周りをぐるっと一周刺してから、模様を刺し始める(とかいてある手順書が多い)
布パック発売メーカーさんによって刺し方や仕立ての紹介が微妙に違うので、詳しくは同梱されている説明書を見てね。
刺し子の刺し方は人それぞれ、自由でOK!
(あかねこは、ガイド線がぐるっと一周する外枠を最後に刺しています)
美しく仕上げるコツ、 詳しい刺し方(刺し始め、刺し終わり)などはこちらから。
初心者向け刺し子の一目刺しを実際に刺してみよう
材料が揃ったら実際に刺してみよう 刺し子の材料、布・糸・針が手元に揃ったら、さっそくチクチクしていきましょう。 今回は十字花刺しのコースターサイズの布で、刺し方の一例をご紹介します。 説明の大まかな順 ...
以上、はじめての刺し子でした。