はじめての刺し子 模様の種類
日本の伝統的刺繍といわれる「刺し子」には、大きく2つの模様の種類があります。
それは、
模様
- 一目刺し(ひとめざし)
- 模様刺し(もようざし)
です。
一目刺しと模様刺しはいったい何が違うのでしょうか?初心者はどちらを選べばいいのでしょうか?
一目刺し(ひとめざし)
一言でいったら、直線のなみぬいだけで作る、幾何学模様 の刺し子刺繍です。
刺し方は、タテ・ヨコ・ナナメを布の端から端まで直線に刺すだけ。
方眼をベースにした規則的なルールで裏と表で針目の長さを変えながら刺すと、一目分の糸幾何学模様の一辺となり、可愛い模様が浮き上がってくるのです。
裏もなんらかの幾何学模様になっているところが、一目刺しの面白いところです。
模様刺し(もようざし)
伝統的な柄については「文様」と表記されていることもあるけど、ここでは「模様刺し」として紹介させていただきます。
模様刺しは、イラスト絵や伝統模様の輪郭線をなみぬいで刺していくというもので、伝統的なものは直線多めですがイラストベースのものは曲線が多い印象です。
初心者におすすめなのは模様刺し?一目刺し?
どちらがおすすめか、正直に申しますと
自分が良いと思う、好みの柄
が一番かと。なぜなら、1枚のふきんを仕上げるには結構な時間がかかるので、完成するまでのモチベーションが非常に大事!
一目刺しでも模様刺しでも、キュンとする、可愛い、など好みの模様なら多少難しくてもがんばれますし、出来上がった喜びもひとしおです。
どちらでもいい、とは書いたものの
特にこだわりがないということであれば、当ブログは「一目刺し」をおすすめします。
模様刺しの方が簡単なので初心者におすすめ、という案内を目にすることもありますが、
わたしは模様刺しの曲線のステッチがとにかく苦手で、何度も何度もやり直し途中くじけそうになりました。
そして刺し子は自分には向いていないと、しばらく針を持つことはありませんでした・・・・。
しかし数年後、一目刺しに出会ったことで一気に刺し子にハマったのです。
ひたすら直線を刺していくだけで可愛い模様がうかびあがってくるという、不思議さのトリコになりました。
一目刺しはこんな方におすすめ
- 直線だけ刺したい
- 無心でチクチクしたい
- 幾何学模様が好き
以上、最初の模様選びの参考になれば幸いです。