図案入り晒（さらし）ホビーラホビーレ 編

HOBBYRA HOBBYRE

全国の百貨店や商業施設にテナントで店舗がある、ホビーラホビーレさん。バッグやポーチを作る生地（リバティやウィリアム・モリスなどのプリント生地）、毛糸、刺繍、そして刺し子などの商品を扱ってます。

関東圏だと比較的店舗数が多いですが、なかなかお店に行けないという方もいらっしゃるとおもいます。ホビーラホビーラさんは直営のオンラインショップで多数の商品が購入可能なので、直接お店に行くのが難しい方は、こちらを利用するのがいいかもしれません。

店舗でもネットでも価格は同じですが、ネットショッピングで気になるのは送料ですね。

オンラインショップと送料について

ホビーラホビーレさんの刺し子（布）だけの価格は2023年12月現在すべて495円（税込）です。糸がセットになっている商品の場合は、糸の数量や種類によって値段が変わります。

刺し子商品は数量によってはメール便（クロネコゆうパケット）を利用できるので、その場合送料は少し安くなります。

　※2023年10月よりヤマト運輸の「ネコポス」が「クロネコゆうパケット」になりました。

交通費などを考えたらネットで頼むのもいいかもしれません（価格や送料の情報は、2023年12月現在のものです）

また、ホビーラホビーレさんは2023年夏ぐらいよりAmazonで一部商品が取り扱われており、刺し子糸やタペストリーなどの刺し子大型キットが販売されているようです。

刺し子（布）

ホビーラホビーレさんの刺し子布は、オリムパスさんと両雄といっていいほどたくさんの種類があります。店舗だと布を実際に手にとって柄を確認できたり、糸もモニター越しではない実際の色や太さを確認できますし、お店によっては刺したサンプルがたくさん展示してあるので、色選びや運針の参考になります。

布は店舗でもオンラインショップでも、４つ折りの状態で購入できるので折りじわも少ないです。

生地はオリムパスさんと比べると少しハリがあり、若干横長です。（オリムパスさんは柔らかい布で正方形）。ですが、正直そこまでの差異はなく、どちらも上質の晒だと思います。

一目刺し 刺し子（布）

実際に「柿の花」を刺してみました。糸はアトリエKAZUさんの太糸です。

模様刺し

模様刺しの「ゆらぎつなぎ」です。わたしは曲線を刺すのが苦手なので、きれいに仕上げたいと思えば思うほど時間がかかりました。

裏と表がほぼ一緒になるように、糸の始末を隠すのに苦労しました。

糸はぐりグラさんの細糸、甘味色 「ラムネ」と差し色に「いちごゼリー」を少し使っています。

くぐり刺し

くぐり刺しの代表的な図案だと思う「あじさい刺し」です。20/8という太めの糸で刺したら、もようがぷっくり浮き上がりました。作家さんの手染め糸、20/8という結構太目な糸を使っています。

十字に刺していく（表面）	糸をくぐらせる（表面）タテが終わったらヨコ	完成時（裏面）

一目刺し模様のアレンジ

ホビーラホビーレさんの篭目図案をアレンジして刺したものです。フリクションペンでアレンジの下絵を書いて刺してみました。仕上げのアイロンでフリクションペンはきれいに消えましたが、印刷の下絵は薄く残っております。手洗いしているうちに、糸の色が染みでてきてしまったので、これ以上洗うことは断念しました。

ホビーラホビーレさんのまとめ

あかねこ

ホビーラホビーレっていうと長いから、ホビホビさんってよんでるよ

昔は少女っぽいかわいい商品が多かったけど、今はエレガントな商品が多いね

ハリィ

ホビーラホビーレさんは、カントリー調だったり手作りベアのキットを販売しているイメージでしたが、最近店舗へうかがってみると、女の子というよりは大人の女性向けハイセンスな手芸店という雰囲気でした。

刺し子は刺繍の一ジャンルではありますが、図案入りの刺し子布は定期的に新作も発売されており人気がうかがえます（2023年現在）

ホビーラホビーレ（HOBBYRA HOBBYRE）さん

ホビーラホビーレオンラインショップはこちら

ホビーラホビーレさんの晒で残念に思ったこと

いつも愛用させていただいているので書くかどうか悩む部分もありましたが、いち消費者の感想としてご覧いただければと思います。

それは、図案の印刷線が消えにくいということです。

ホビーラホビーレさんの図案印刷は一時期ですが濃いものがあるようで、濃く印刷された下絵は水通しや手洗いしても完全に落ちることはありませんでした。

ホビーラホビーラさんの公式サイトで確認すると「※印刷線はお洗濯を繰り返すと薄くなります。おつくりになる前に水通しをすると、ラインが見えにくくなったり、消えたりするのでご注意ください。」という表記がみつかります。
引用　https://www.hobbyra-hobbyre.com/f/learn-handicraft/sashiko

つまり薄くなるだけで完全に消えない、という意味にとれますね。水通しだけでなく中性洗剤をつかってみましたが、線は残りました。アレンジ刺しなどで、図案通りに刺さずに残す部分がある場合は、少し気を付けた方がいいかもしれません。

2023年にオンラインでも複数購入し、数店舗のホビーラホビーレさんで実際に売られている布も見ましたが、その際は濃い印刷やエラーのある布はありませんでしたので、新しく発売されているものは問題ないものが多いのかなとおもいます。

図案によって印刷線が太い物と細い物、印刷の色が濃いものと薄いものがあるのかなと思います。

他に、晒の真ん中の図案部分で織り糸がループ状に飛び出しているものを買ってしまったこともありました。お店で買う時は布の状態をチェックした方がいいとおもいます。（糸が飛び出した不良品は、購入したお店で無料で交換していただきました）